河内音頭
先週のことですが。
御園ユニバースであった「トロピカルパラダイス」というイベントに
遊びにいってきました。姉のシフォンケーキ出店のお手伝いもかねて。
ホールの壁沿いにカレー屋さんや、立呑処、子供向けのクジ引きや、駄菓子屋が
並び、元キャバレーのフロアという異空間ではあるけれども子供も楽しめるイベントで。
昔はそういうホールだったので、ミラーボールがくるくる回り照明は常に薄暗く、
豪奢なソファが並ぶなか、チンドン屋やサーカスやパントマイムやベリーダンスのショー
なんかもあり。最後は河内屋菊水丸の河内音頭に合わせて、櫓を囲み盆踊り。
今回どうしてもナマ河内音頭が聞きたかった。
というのも町田康作の「告白」の小説を読み、河内音頭が要所に出没する。
その読後の衝撃たるやものすごく、3日経っても名残を引きずっていた。
なので、河内音頭とは一体どういうリズムで、どういう音頭なのか興味があって。
河内弁という、関西弁の中でもかなり癖のあるどぎつい方言だけど、すぅーっと読める。
「おどれなにさらしとんね」「正味」とか会話文がえらいことになってるんだけど
だんだんそれが快感になってくる。
読み進むにつれて主人公に肩入れしてしまうのに気づく。
ラストに向けての疾走感、悲しくも切なくも、どうしようもありません。
800P近くもある小説ですが、読み応えのある本を読みたいと思う方はぜひ!!
ゲテモノくじ
チンドン屋さん
菊水丸さん
紙モノがたりさんのピアス
そしてこんないいタイミングで河内音頭を聞くことができ、また気持ちが盛り上がって
また読み返してしまうのでした。。
関連記事